とうがらしの育て方・栽培方法・収穫方法

2019年2月21日

とうがらしの育て方はとっても簡単です。種をまいたらほぼ放置です。ここではとうがらしの種のまき方、育て方、収穫方法について実体験をもとにご紹介します。

とうがらしの基本情報

とうがらしには様々な品種が存在します。
例えば、ハバネロ、セラーノ・デルソル 、ハラペーニョ、キャロライナ・リーパー、タバスコペッパー、島唐辛子、鷹の爪などなど。
日本で最も有名なとうがらしと言えば、やはり鷹の爪ですね。
このページではこの鷹の爪について情報を記載しています。

とうがらしの1年

中間地(関東など)のとうがらし栽培スケジュールです。
必ずこれを守らなければならないわけでもないので、おおよその参考にして下さい。
少しくらいずれても問題なしです!


プランターと地植えの違い

マンションに住んでいた時もとうがらしを栽培していましたが、プランターだとなかなか育ちませんでした。正確にいうと育つんですがあまり大きく育たないんですよね。実もちっちゃくて微妙でした。(日当たりの条件とかにもよるんでしょうけど)
戸建てに引っ越しして地植えでとうがらしを育てたら、なんとまぁりっぱなとうがらしができあがりましたよ。

とうがらしの収穫

とんでもない量になってしまいました。これで収穫はまだ半分程度です。
シャレオツな瓶に入れて保存しようと2つもかったのですが、収まり切れません。

とうがらしの種のまき方

とうがらしは寒さに弱く発芽に必要な温度が高いため、一般的に種から育てる場合、最初は育苗箱に種をまき、あたたかい室内管理で苗になってから地植えすると良いと言われます。
そうすると確かに発芽率が良く、生育速度も早いのかもしれませんが、我が家では面倒なことは全て省きます。笑
ということで、適期が来れば直接畑に種をまいてしまいます。
私たちと同じめんどくさがりな方は、一緒に雑雑栽培にチャレンジしてみてください。

1.土に15センチ間隔くらいで浅い溝を作るために、スコップや指ですじを入れます。
  ここも本当はもっと幅をあけるべきなのですが、省スペース栽培の方はこれくらいでも大丈夫😃
2.作った溝に種をまきます。
3.土を1センチほどふんわりとかぶせます。  
4.最後に種が流れてしまわないよう、やさしく水をまきます。

とうがらしは乾燥に強いですが、発芽するまでは乾燥させないよう、まめに水やりをしましょう。

とうがらしの苗の植え方

時期になると、園芸店でたくさん苗が出回ります。
せっかく苗から育てるので、以下のポイントに注意して良い苗を選びましょう!
・病気になったっていませんか?害虫がついていませんか?
  葉が縮れたり、色が変色したり、斑点がある→病気のサイン
  葉の裏などもよく見て、チェックする→害虫が隠れているかも。
・下の方の葉が黄色くなったり枯れたりしていませんか?→根詰まりしているかも。
 葉は濃い色で厚みがあり、色つやが良いと健康です。
・徒長してしまっていませんか?→日照不足で不健康かも。
  葉と葉の間がしっかり詰まって、茎ががっちりしていると良いです。

良い苗を手に入れたら、いよいよ自分の畑に植え付けです。
ここでも一般的には、幅60cm、高さ10cmほどの畝を作り、
理想の株間隔は50cmほどと言われますが、大きな畑がないと正直厳しいですよね・・・。
ということで、我が家ではこちらも気にしない気にしない。笑

1.土に30cm間隔くらいで深めの溝を作ります。
2.苗を20cm間隔くらいで植えていきます。
3.土をかぶせ、やさしく上からおさえます。
4.たっぷり水をあたえます。

もし余裕があれば、植えつけ後、支柱を立てておくと安心です。
風が強い地域では、風で苗が倒れてしまったりすることがありますので。

とうがらしの育成

とうがらしの支柱

支柱は、買ってきた苗の大きさにもよりますので、植え付け後すぐでも、しばらくしてからでもどちらでも大丈夫です。
うちではある程度成長したタイミングで、倒れそうになっているものにだけ支柱を立てています
最悪なくても大丈夫です。笑

とうがらしの摘心とわき芽の管理

最初に咲く花(一番花)は、つぼみのうちに摘み取ってしまいます。
また、主枝の先端から1~2節目でカットします。(これを摘芯という)
もったいないような気がしますが、摘芯をすることにより、そこから枝が分岐して結果的に収穫量を増やすことができますので、思い切ってカットしましょう。

摘芯をすると、そこからわき芽が育ってきます。
そのわき芽は伸ばすようにし、それより下のわき芽は全て摘み取り、育てていきます。
そうすると上にこんもりとたくさん実がなるようになるのです。

とうがらしの水やりの方法

とうがらしは乾燥に強い植物なので、水やりは神経質になる必要はありません。
乾いた時にたっぷりと水をあげます。

とうがらしの外虫対策

とうがらしは害虫に強いので、基本的にほったらかしで問題ありません。
もしも運悪く害虫被害にあってしまった時は、症状をインターネットなどで検索して害虫の特定をし、ホームセンターや園芸店にある害虫対策スプレーなどで退治しましょう。
その際は、人体に影響がない家庭菜園向きの商品を買うようにしてください。

とうがらしの収穫

目安

収穫の目安は、実の色が赤くなったら。赤くなったらといって朱色くらいでも十分です。
はさみでパチンと実をとって、約2週間くらいこのように干してください。
ちなみに干すのは部屋の中でも十分ですよ。

とうがらしの収穫方法

とうがらしの干し方

とうがらしの干し方は地方によって色々ありますが代表的なのは下記の2つです。

縄干し

縄干しは部屋に飾るとインテリアになります。空気に触れる面積も大きくなるためすぐに乾きます。
1週間くらいで乾きますが、私の家ではかわいいのでずっと干してました。

縄でしばったとうがらし

ざる干し

ざる干しはなんといっても楽ちんなのがいいです。収穫してざるの上に置いておくだけです。
何にもしなくても2週間もすれば乾いています。

ざるにのっかているとうがらし


とうがらしはほっといても育つ

とうがらしの育て方を調べると、なんとも丁寧な育て方がたくさん出てきますが、心配いりません。
とうがらしは適当に種をまいて、適当に水をあげればあとはまったくお世話なしに育ちます。
そんな適当栽培の我が家でも、だいたい70cm平方で3年分はとれるかなぁ。って感じです。
我が家ではこうしてキッチンにおいて、自家製とうがらしを楽しんでますよ☆
ちなみにとうがらしの種類は鷹の爪です。