視神経乳頭陥凹拡大(緑内障)(人間ドック)(眼科)
最近若くして緑内障を患う人が増えているらしいですね。私も先日37歳になり人間ドックを受けてきたのですが、緑内障の兆候である視神経乳頭陥凹拡大という診断を受け、精密検査を受ける事になりましたので顛末をご紹介いたします。
それまで過去何度も人間ドックを受診しており、コレステロールが少し高いだのいわゆるお年頃の男性の諸症状くらいはあったのですが、精密検査の紹介状が届くほどの悪い診断結果は初めてだったので恐る恐る病院へ向かう事になりました。
目次
視神経乳頭陥凹拡大とは?
視神経乳頭陥凹拡大とは視神経線維の数が減っている可能性があり、緑内障の疑いがあるとの事です。ポイントは視神経乳頭陥凹拡大というそれ自体が直接的な病気ではなく、緑内障の際に見られる所見であるということのようです。
私はこのサイトが分かりやすかったのでご紹介しておきます。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/satogc/cuppinng.html
精密検査へ
診断結果を郵送で受け取ってすぐ(人間ドック受診日から2週間くらだと思います)人間ドックの施設と提携している自宅の最寄りの病院に精密検査に行きました。
土日まで待とうかとも思ったのですが緑内障は早期発見早期治療の効果が高いとネットで知ったので居ても立っても居られなく、会社を休んで行きました。
私病院が大嫌いなんですが(診察とか手術とかじゃなくあの殿様商売っぷりが…)
早速受付で揉めてしまいました。
その病院では初診の場合その病院名宛の紹介状がいるらしく、今回人間ドックの施設から送付されてきた紹介状は提携の病院だったらどこでも行けますよ券。つまり宛名がない紹介状だったので受付できませんって言われてしまいました。
んー。少し考えたらわかると思うのですが…
人間ドック結果は郵送なんだから、この病院名宛のものはないというのと、人間ドック施設の提携先なんでしょ?というのを説明?というか説得してやっと検査してもらえる事になりました。
問診
まず最初は医師による問診です。
自分の胸にさしているペンを取り出して、目の前で上下左右に腕を振られて、よく見えてるか、視野の欠損がないか聞かれました。
うーん笑 この検査意味あんのかな?どうせこのあと精密検査するんでしょ?医者のかっこつけの自己満につきあってるだけじゃない?って思ってしまうのは僕だけだろうか…
角膜曲率半径計測
これは定期検診や人間ドック、メガネ、コンタクトを買う時にやる検査ですね、気球の映像を見て、焦点を合わせる検査です。これで近眼具合が客観的にわかるみたいですね。
矯正視力検査
これは定期検診や人間ドック、メガネ、コンタクトを買う時にやるあのCの向きを当てるやつでした。矯正視力測った後、コンタクトを外して裸眼のチェックもされました。
結局視力いくらなのか教えてくれなかったけど0.1もないのは間違い無いでしょう。近眼が強いですね。と言われました。
この視力検査の後、瞳孔を開く目薬をさされます。
ここで20分ほど瞳孔が開くのを待つため待合室で待機になりました。
メガネもってないので、なんも見えなくて怖かったです。
細隙燈顕微鏡検査
これは眼科にいった時の医者の机の前でやる基本的な検査です。
すごく眩しい光で目の表面をはじめとして、肉眼で異常がないかチェックするようです。
これ、いつもなら耐えれるのですが、瞳孔を開いているため、光がめちゃくちゃ眩しくて、なんというか光が脳に直接ぶち当てられてしまうというか眩しすぎて頭おかしくなりそうな感じになるのを我慢するのが辛かったです。白目むいてたような気がします。
精密眼圧測定
これも最近の人間ドックだとよくやりますよね。目に空気をシュッと当てて、眼圧をチェックするやつです。これも結果は教えてもらえなかったですが、2.0とか基準値内だったかと思います。
精密眼底検査
これも最近の人間ドックだとやりますよね。というよりこの検査で視神経乳頭陥凹拡大と診断されてきたのですから。なんていうかこういう重複した検査なんとかならないですかね?人間ドックの結果使えばええやん。施設同士ちゃんと連携せーよ。とか素人的にはというか社会人の基本じゃねーかよ。とか思っちゃいます。
前向きに考えるとセカンドオピニオン的な感じなのでしょうけど、それはたまたまであって、この人種達に限ってそんな患者に寄り添った施策なんてありえないですからね。
眼底3次元画像解析(OCT)
これはすごかったですね。これがいわゆる精密検査というやつでしょう。
検査自体は眼圧検査みたいな装置に似ていて、緑の点滅を見るだけで、5分くらいで終わります。
網膜の断面をチェックし神経繊維層の異常をみつける事ができるようです。
結果
視野検査が予約制なので、また別の日に来てくださいと言われました。
信じられますか?笑 溜息しかないです。1日で全部やれよ。。。
この日はお会計して終わりになりました。
初診料合わせてだいたい3,000円くらいでしたね。
そして案の定、検査結果はもらえなかったですね。お金をとって人の体を検査してるのに。
もうほんと、完全に患者を見下してますね。
細隙燈顕微鏡検査(2日目)
これは毎回されるみたいですね。今回は瞳孔開いてないし、そんなに眩しくなかったです。
精密眼底検査(2日目)
この検査は2日目の実施はなかったのですが、なぜか、お会計の際の明細に記載されていました。
1日目にとった眼底写真を見せられて視神経乳頭陥凹の説明をされました。その際、血管の多さとか、血管の曲がり具合とかを見ているようで緑内障の人は血管の曲がりが視神経乳頭陥凹の外側の円に寄っていくという説明を受けました。私はまだ中央の方に血管や血管の曲がりがあり問題ないという見解でした。
静的量的視野検査
噂には聞いてましたがなんとも言えない検査でしたね。
眼圧検査のように顎置き装置があるのですが、見ている先はなんというか白いお茶碗の内側のような感じでした。
そこでまずは中心の光の点滅が見えるかチェックされました。
この時のチェックは、この後の検査の光の調整をしている?みたいな感じで、点滅の光の大きさというか強さというかをだんだん小さくしていき、患者がギリギリ見える光の強さをまずはじめにチェックしているようです。
そのぎりぎり見える光の強さが基準となって、検査スタートするように思えました。
検査方法としては、中心の光をずっと見つめながら、目を一切動かさずに、中心以外に点滅する光を見つけたら、手に持ったスイッチを押すというやり方です。
この時慣れてないので目が中心以外の光を追っちゃうんですよね。それを我慢するのが大変でした。
また、光も薄くて視界の端のどこで点滅したかを集中しないといけないし、疲れてくると光が点滅したのか残像なのかもわからなくなってくるんですよね。
あれ?今光った?かな?みたいな。
これを片目で10分くらいやるため目がめちゃくちゃ疲れます。
なんかほんとにこんなので視野測れるのかなー?と思いました。
純粋に視力検査みたいに、今光見えますか?見えません。みたいな1つ1つ問形式にした方が確実な気がしますが…どうなんでしょうね。
ちなみにこの検査はコンタクトつけながらやりました。
最終結果
最終結果は異常なし。になりました。
医者曰く、近眼の人は視神経乳頭陥凹拡大っぽくみえてしまうのだとか。また、近眼の人は緑内障のリスクがあるとのことと、若くて増えてるらしいので、精密検査しておくことにこしたことはない、年1回くらいはやった方がいいって言われましたね。
人生100年時代だといいますし、素直に毎年1回は受けようと思います。
というより人間ドックの検査で今回の精密検査までしてくんないかなぁ…わざわざ2回検査する意味が不明です。ほんと。
久しぶりに病院いったけど、やっぱり人が多いし、効率悪いし、なんていうか殿様商売といいますか、客ではなく患者という立場がそうさせてるんでしょうけど、苦手だなぁ、医者って…はぁ。淘汰されてくんないかなぁ…
2日目のお会計は約2,000円でした。
目を大事にしないといけないなと考えさせられましたね。皆様もお気をつけください。