スマートホームの始め方(リフォーム工事不要)(IoT化)

2020年5月5日

スマートホームとは

スマートホームとは、IoTやAIの技術を使い、より快適な暮らしを実現する住宅のことです。
スマートホームにすると、スマホやグーグルホームなどのデバイスを使って様々なことが可能になります。
例えば、外出する前に家の照明を一括で消したり、リモコンを使わなくてもエアコンの温度を変えたり、外出先からエアコンをつけておいて家に着いた時には快適な室温にすることができたり、外出先から帰宅する途中でお風呂を沸かしておいたり・・・。まさに快適な暮らしが手に入るのです。

このサイトでは、家のリフォーム工事を行うことなく、自分で必要な部品を揃えるだけで実現可能なスマートホーム化の手順をご紹介したいと思います。面倒な工事の立ち合いが面倒な方、費用を抑えて手軽に始めたい方におすすめです。

本サイトでは下記のようの手ぶらでお出かけするための方法も紹介しています。
鍵のスマート化などは下記のページで紹介しているため、ぜひこちらのページもご覧ください。
http://hoinohoi.com/tebura/

スマートホーム化に必要なもの

まず、スマートホーム化には次のものが必要となります。
もちろんすべてが必要というわけではないですので、ご自身のやりたい内容に応じてご準備ください。

  • Nature Remo 公式サイト: https://nature.global/  (これは必須)
  • Switch Bot (赤外線に対応していない家電がある場合は必須)
  • 無線LANルータ (最近のマンションや家では普通にあると思いますので特別準備不要なことが多いですね)
  • スマートスピーカー(我が家は Google Home) (声で家電を操作したい方は必須)
  • 赤外線リモコンコンセント(赤外線に対応していない家電がある場合に必要となることがあります)

スマートホーム化の手順

では、いよいよスマートホーム化の手順を記載します★
図を見ながら説明を確認してみてください。

スマートホーム


赤外線対応のテレビ、エアコン、扇風機など

まず一番簡単なのが、赤外線リモコン対応の家電を操作することです。
我が家ではテレビ、エアコン、扇風機が赤外線リモコンに対応していますので「Nature Remo」があれば即日スマートホーム化できます★
赤外線リモコン対応の家電が多いほどスマートホーム化は早く、安くできますよ。
この時点で必要な機器は
「Nature Remo」 だけ。です。
いいですね。

Nature Remo

「Nature Remo」のセッティングは公式ホームページに詳しく記載されていのでそちらを参照ください。
https://nature.global/

「Nature Remo」はこちらから購入できます Yahoo!ショッピング Nature Remo

「Nature Remo」は簡単にいうと、TVやエアコンのリモコンから発信される赤外線の信号を「記憶」することができます。一度覚えさせると TVやエアコンのリモコンを操作しなくても、 「Nature Remo」から記憶した赤外線信号を発信してくれるんです。

「Nature Remo」の操作は 「Nature Remo」専用のスマホアプリからできるのでスマホ操作で簡単に家電を操作できるようになりますよ。

これが「Nature Remo」のスマホの操作画面です。ボタンひとつで家の中、家の外どこでも操作可能になりました。んー便利ですねー。

Nature Remo アプリ画面


スマートスピーカーとNature Remoを接続

「Nature Remo」をスマホから操作できるようになりましたね。次は声で操作したくないですか?
「OK Google 電気消して」
が簡単にできますよ。

これを実現するには下記の3つを準備してください。
・Nature Remo (スマホにアプリをダウンロードしてください)
・Google Home (スマホにアプリをダウンロードしてください)
・IFTTTアプリ(スマホにダウンロードしてください)

IFTTT? って なんだか聞きなれないアプリですね。
このアプリは簡単にいうと、アプリAで●●したら、アプリBで▲▲してね。
というようにアプリAとアプリBをつなげることができるんですね。

もうピンと来ましたね。

Google Home アプリ で 「OK Google 電気消して」
と言ったら
Natre Remo アプリで 「TVの赤外線信号を発信する」

これをIFTTT アプリで つなげればいいんです♪

組み合わせは無限に広がりますね。
さぁ、赤外線リモコンで稼働する家電はどんどんGoogle Homeとつなげちゃってください!

もちろんGoogle Home だけじゃなく Amazon Echo や スマートスピーカーでもつなげることができます。

Google Home Mini

Google Homeはこちらから購入できます Yahoo!ショッピング Google Home

赤外線対応していない家電はどうやって操作するのか?

赤外線対応している家電は皆さんもう簡単に接続できることがわかりましたね。
では赤外線に対応していない家電はどうするのでしょうか。
我が家で対策したものを下記で紹介しますね。

こたつをスマートホーム化

まず、こたつをスマートホーム化しましょう。
こたつのような赤外線スイッチが使えない場合、コンセントに直接赤外線受信装置を取り付ければいいです。
このような製品です。
オーム電機の赤外線リモコンコンセント
商品説明:http://www.ohm-electric.co.jp/product/c23/c2313/3475/
商品購入:Yahoo!ショッピング 赤外線リモコンコンセント(オーム電機)

赤外線リモコンコンセント

これをこたつの電源コードと接続して、こたつの電源を「常にON」にしておくのです。
そうすれば、 赤外線リモコンコンセントをON、OFFにするだけでこたつを操作できます。

こたつが赤外線リモコンに対応しましたね。
そうです、あとはTV同様、Nature Remoに赤外線を「記憶」させましょう。
「OK Google こたつ つけて」
のできあがりです♪

Nature Remoアプリ画面


お風呂をスマートホーム化

お風呂もスマートホーム化したいですよね。
外出中にスマホのボタン1つでお湯をためることができれば、帰宅後すぐにお風呂に入れます。
冬の寒い日や大雨で服がぬれたりしたときはものすごく重宝しますよ。
家の中でも、寝室やリビングでごろごろしているときに、お風呂のスイッチを押しに行くの面倒ですよね。
ではどうやってお風呂をスマート化するのでしょうか。

我が家のお風呂はリンナイの給湯器を使用していますが
壁に取り付けてあって、こたつのような赤外線リモコンコンセントが取り付けできません。
そんなときはこれです。

Switch Bot
商品説明:https://www.switchbot.jp/

スイッチボットはな、なんと、物理的にボタンをIoT化しているんですね。
上記のリンク先を見ていただければわかりますが、
Switch Bot にはNature Remoのように信号を送信する親機と信号を受信して物理ボタンを押す子機とあるのですが。
物理ボタンはシールで家のスイッチに張り付けることができるので、家で指で押しているスイッチには全て対応できますよ!
我が家は子機をリンナイの給湯器スイッチにシールではりつけています。
もうみなさんはわかりますね。

スマートスピーカー(Google Home)、IFTTT、SwitchBotアプリを接続することで
「OK Google お風呂沸かして」
が完成です。
※SwitchBotは子機に信号を送信するだけでなく、NatureRemoのように赤外線を「記憶」することができます。そのためNature RemoではなくSwitchBotだけですべて実現することもできますよ。

SwitchBotはこちらから購入できます Yahoo!ショッピング スイッチボット(SwitchBot) Hub Plusセット


ちなみにリンナイの給湯器には
どこでもリンナイという給湯器そのものがインターネットに接続できるものがあります。
https://rinnai.jp/products/waterheater/gas/remocon/302/

注文住宅の方はぜひ最初の取り付けで上記の給湯器を取り付けてください。
そうするとSwitchBotは不要ですよ。
念のため上記のどこでもリンナイだと
スマートスピーカー(Google Home)、IFTTT、どこでもリンナイアプリを接続することで
「OK Google お風呂沸かして」
が完成です。

さらに、お風呂の栓も自動でできる製品もあるようです。
その名もトクラスの「忘れま栓」
https://www.toclas.co.jp/bathroom/wasuremasen/
トクラスのバスタブを注文住宅で採用する場合はぜひこの製品も検討してみてください。

我が家は忘れま栓ではないため、お風呂掃除の後に栓を必ず閉めるようにして対策しています。

照明をスマートホーム化(ダウンライト スマート化)

照明は外付けのシーリングライトだとスマートホーム化は簡単にできます。
最近のシーリングライトは赤外線リモコンがついていますよね。念のため記載すると。
Nature Remoにシーリングライトの赤外線リモコンを「記憶」させます。
スマートスピーカー(Google Home)、IFTTT、NatureRemoを接続させて
「OK Google でんき つけて」
が完成です。

しかし、我が家は1階の照明はすべてダウンライトにしていました。
最近はダウンライトそのものをインターネットに接続できたり、赤外線受信できたりといった製品もあるみたいなのですが、どうもダウンライトの接続部分の規格にあわなかったりして、うまくいきませんでした。
そこで目をつけたのが下記の製品です。

Panasonicの照明リモコンスイッチ
http://www2.panasonic.biz/ls/densetsu/haisen/switch_concent/switch/jusin/index.html

我が家の壁のダウンライトのスイッチを全て上記の照明リモコンスイッチに変更しました。
唯一これがちょっと費用がかさみましたね。
我が家のLDKは23畳。スイッチの数は10個必要でした。
住宅メーカーにもよると思いますが工事第込みで5万~8万くらいでできると思います。

このリモコンスイッチでよいところは
リモコンのチャンネルが3つ設定できて、Panasonicのシーリングライト用のリモコンが利用できるところなんですよね。
我が家は2階はシーリングライトなので、それを利用しました。

シャッターをスマートホーム化

次にシャッターをスマートホーム化しましょう。
これは赤外線でもボタンでも難しいですね。
はじめはシャッターのリモコンをSwitchBotの子機で物理的に操作することを検討したのですが、シャッターリモコンが、上下でボタンが分かれている事とリモコンが2つあることもあり、SwitchBotだと煩雑になってしまいます。
そこでみつけたのがこれです。

我が家ではYKKのリモコンシャッターを使っていますが
ソムフィ製品「Connexoon」を使うことで解決できました。
商品説明:https://www.somfy.co.jp/

Connexoon

Connexoon は製品自体がインターネットに接続できます。
具体的にはWifiルータにLANで接続するだけでインターネットに自動接続になります。
インターネットに接続さえしてしまえば簡単ですね。

スマートスピーカー(Google Home)、IFTTT、 Connexoonアプリを接続して
「OK Google シャッター開けて」
が完成ですね。

掃除機をスマートホーム化

掃除機をスマートホーム化?さてどうするのでしょう。
それは「ルンバ」です。皆さんルンバは持っていますか?多少高く感じるかもしれませんが
こんなにいい家電はありませんよ。
我が家の家電の中ではダントツに優秀なやつです。ぜひ購入を検討してください。
ルンバはすでにインターネットに接続しています。なのでスマートホーム化は簡単ですね。

スマートスピーカー(Google Home)、IFTTT、ルンバアプリ を接続
「OK Google 掃除して」
が完成です。

我が家ではルンバ基地を作って、ソファの下から出てくるようにしています。
寝る前や外出前に、声だけで掃除がはじまるとすごい近未来感を味わえますし、掃除がすっごく楽になりますよ。

玄関をスマートホーム化(鍵をスマート化、IoT化)

鍵をスマート化するためには、下記の記事をご覧ください。
http://hoinohoi.com/tebura/

まとめ

以上の手順で簡単にスマートホーム化が実現します。

いかに、操作したい機器を赤外線に対応させるか。が安く、早くスマートホーム化させるコツになると思います。
さあ、皆さんも安く、早く、快適なスマートホームをはじめましょう!

スマートホームなら