ご、ごめん・・・。
昨夜のこと。さーたんは悪夢にうなされていた。
何か大切なものを、カラスに狙われる夢である。
狙いのものを素直に渡さなかったさーたんをカラスが容赦なく攻撃。
必死で頭を守る。
カラスの攻撃はやまず、頭を守った手を振り回して反撃したいのに、金縛りにあったように体が動かない。
「うーーーーん!手が動かない!」
「早く追い払わないとマズイのに、体が、体が動かない・・・!!」
「・・・ぅーーん!動けーーー!」
必死に腕を振り回そうとするが動かない。
どれくらいたっただろうか。
「あっ・・・なんかいけそう!」
「今なら動かせる!!」
「カラスのやつー!ばしっっと追い払ってやるーー!!」
「えいっ!ばしーーーーーっっ!!」
「ばしーーーーーっっっと!」
「いたーーーーーー!!」
あ、あれ・・・??
ご、ごめん・・・。